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    豊沢ダムと平賀千代吉翁 HISTORY OF TOYOSAWAGAWA
豊沢川土地改良区のあゆみ豊沢ダムと平賀千代吉翁
平賀千代吉翁
 
豊沢ダム湖畔の顕彰碑
 平賀千代吉翁は明治25年7月10日花巻川口町に生まれ、質性温厚、事を処するに常に至誠をもって責任感が厚く万人の信望を一身に集めていた。当地方の水田開発は約300数年前から進められたが、自然の脅威はその行く手を阻み、根本的な改革を迫られていた。翁は早くから農業水利に深く関心を寄せていたが、稗和西部耕地整理組合の発足とともに推され組合長となるや豊沢川流域に一大貯水池築造の必要性を提唱し同士を糾合してこれが推進に献身し、昭和16年その宿望は遂に達せられ、豊沢ダム築造の第一歩は実現したのである。惟うに農業経営の合理化による農民個々の福祉を念願して多難な半生を水利事業に捧げ今日に至った翁の不屈の闘魂こそこの大事業を完成の悲願にもたらしたというも過言ではない。かくして古来から熾烈を極めた水の紛争も一朝の夢と消え、県営幹線水路の工築 とこれに伴う土地改良事業の推進により数千の農民がひとしくこの恩恵に浴することになったのである。治を図り荒蕪を拓いた輝かしい業績を讃えるものである。

1.昭和13年12月稗和西部耕地整理組合設立 初代組合長就任
2.昭和25年12月稗和西部土地改良区組織変更
3.昭和27年4月豊沢川土地改良区と名称変更
4.昭和30年11月豊沢ダム定礎式
5.昭和36年5月豊沢ダム貯水開始完工式典 平賀千代吉顕彰碑建立
6.昭和41年11月理事長平賀千代吉 勲五等瑞宝章受章
 
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